星からの贈りもの
「そらいうねんか、俺は
宮田龍夜。2年に兄貴おる。」
宮田…?
「あの、お兄ちゃんの名前って
星夜っていう…?」
もしそうやったら、ある意味
奇跡やな…!
「そやで。何で知っとるん?」
「さっき話しかけられた…」
「そっか、そうなんや。」
「うん。」
こいつ…さっきの先輩とは
違って冷たいわ…
兄弟ってこんなに変わる
もんなんやろか。
先生の話を聞いて、
プリントなどが配られて
高校生活1日目が
半分終わった。
休み時間も特にすることなく
ぼーっとしてると、
「想羅~!」
廊下から大きな声が。
その声は、アタシを読んでいた
「あ、先輩!」
声の主は、星夜先輩やった。
「おったか!隣の席、なんて奴?」
「先輩の弟ですよ!」
「ほんまか、あいつか~、」
ちょっと先輩にも慣れて
さっきより会話がはずんだ。
「あ、先輩携帯ありますか?」
なんかちょっと仲良くなったから
メアド聞いてもえぇかな…
「持っとる!想羅は?」
「ありますよ、メアド…」
「あ、さっきメモった!これ。」
先輩からメアド書いた
メモを受け取ると、携帯に
登録する。
「あの…今から送るんで
アタシのも登録してください!」
そう言ったアタシは
すぐさま先輩にメールをする。
♪〜♪〜♪〜♪〜
「お、来た!!!」
ニコニコ笑う先輩。
笑顔素敵やなぁ〜
「登録しといたで。」
先輩がそういうと
予鈴がなる。
「あっ、バイバイ!」
先輩は笑顔で手を降り
2年棟に戻る。
ちょっと寂しいな。
とか思いながら席に座る。