約束
結果は・・・96-86で勝った。あと1勝すれば県大会に行ける・・・
しかし次、対戦する学校は去年全国大会ベスト10に入ったとこだった。
「麻奈美、頑張って!アタシ達を県大会に連れて行って!」
「もちろんです!先輩、県大会なんてちっぽけなこと言わないでください。アタシ達が
目指しているのは全国大会です。」
「そうね!じゃぁ頑張って!!」
「はい!」
正直・・・かなり不安だった。春香先輩には強気なことを言ったが実際そこまで行ける
実力があるのだろうか・・・でも不安に勝たなければ、試合に負ける。だから今考えな
かった。結果、65-64で勝った!!1点差で危なかったけど勝ったことには変わりない。
「麻奈美、ありがとう!!よくやってくれたよ!!!」
「先輩・・・ありがとうございました。試合前の先輩のお言葉がなかったら負けていた
と思います。」
「そんなことない!!麻奈美は自分を信じたから、勝利をつかめたんだよ!」
「ありがとうございます!!」
「麻奈美、お疲れ様ー!!」
「舞・・・みんなぁ・・・お守りのおかげだよ!ありがとう!」
「麻奈美の実力だって!ねぇ?」
舞はそこにいた1年に聞いた。みんな黙ってうなずいた。
「ありがとう・・・」
「じゃッ、帰ろーか?」
「うん!!」
アタシと舞は手を繋ぎながら、寮に帰った。
「麻奈美?勝ったんだって?おめでとうー☆」
いきなり何かと思えば香夏子が抱きついてきた。
「うん・・・ありがとー!!香夏子達は?」
「勝ったよ!もちでしょ?!だって去年全国のベスト14がこんなとこで負けないっ
て!!」
「だねぇ~」
「疲れたし、寝る?」
「いいねぇ。寝るぅー!」
アタシ達は午後5時なのに寝てしまった。