家族の時間
真穂と鞠子は、先ほどの和宏の態度が気になってしかたがなかった。
「和宏さんどうしたんだろう?」
「家ではあんな態度みたことない。」
鞠子は真穂にきいたが、真穂もわからなかった。
「真穂ちゃんがわからないのなら、どうしようもないわね。」
真田は式の打ち合わせのファイルを見ながら言った。
「真田さん、中止にならないよね…。」
鞠子が真田に聞いた。
「わからない…。だけど、二人の気持ちが離れてないなら大丈夫だと思うわ。」
真田の言葉に真穂と鞠子はうなずいた。
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