家族の時間
「ただいま〜。」
あかりが明るい声で帰ってきた。
「お帰りなさい。」
お風呂あがりの真穂があかりを出迎えた。
「楽しかった。」
あかりは喜んでいた。
「翔のおかげです。」
「一時は、落ち込みましたが、友達に元気をもらいました。」
あかりはキッチンに入ってきた。
「あかり、お風呂に入って寝なさい。」
「おばさん、お休みなさい。」
真穂が挨拶して、二階上がった。
あかりが二階に上がるとしばらくして、渉が帰ってきた。
「隆文に七恵が全部喋った。…後は、和宏があかり達にしゃべる番だと俺は思う。」
渉は健太と麻子に言った。
「そうだな、あかりと和宏君が結婚する前に、秘密をすべて無くした方がいいな。」
健太はある事を決意した。
あかりが二階から降りてきた。
「渉も遅かったんだ。」
「そう、あかり、嬉しそうだな?」
「そうなの。久々に愛美にあってご飯たべたから。」
あかりは嬉しそうにしゃべるとお風呂場に向かった。
「少し安心した。…今日の事引きずっていたらと思って…。」
健太は少し安心した。
麻子は逆に不安になった。
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