家族の時間
タキは和宏の母を見た。
「かわいい時期はすぐ終わりますよ、七恵ちゃん、明日、お父さんとお母さんに合わせてあげて。」
タキの言葉に七恵はうなづいた。
「お母さん、ありがとう。」
七恵は和宏の母にお礼を言った。
「和宏君も昌宏君も今言われた事、少しずつかみしめてね。」
タキが言った。
「あかり、結婚するんでしょ。和宏君、あかりを泣かすような事をしないでね。これは、私からお願い。」
タキの言葉に、
「わかりました。絶対不幸にしません。」
和宏が答えた。
「さぁ、これでお開き。」
健太が一言、言った。
「昌宏、納得してないかもしれないが、少しずつ消化してほしい。」
健太が昌宏に言った。
「わかりました。」
昌宏がうなづいた。
七恵達もうなづいた。
「結婚式はそのまま続行していいんですね。」
真田が笑顔で和宏とあかりに聞いた。
「はい!!」
二人は声をそろえて言った。
「お願いします。」
健太が真田達に頭を下げた。
「わかりました。」
真田が微笑んだ。
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