家族の時間
家族が帰る時には、あゆみと由美子は眠っていた。
「今日は、ご馳走さまでした。」
健太が親方に言った。
「いいえ、いつも頼んでもらうし、孫の事もうちではうれしい事ですからたいした事はありません。」
「先輩もありがとう。」
渉が淳平に礼を言った。
「たいした事じゃぁないから。」
淳平は渉に礼されたので照れていた。
渉が由美子を、翔があゆみを抱き上げ、家族はお寿司屋を後にした。
「星がきれい…。」
志穂の言葉に家族が空を見た。
満天の星空に、家族はまた笑顔になった。
< 180 / 201 >

この作品をシェア

pagetop