家族の時間
奥の部屋から出てきた渉達を見て衛がきいた。
「どうだった?」
「相性は、大丈夫。ばあちゃん、健は触ってみてOKを出したよ。」
健はVサインをした。
「後は、啓悟と衛が父さんと母さんに話をしたらいい。」
渉は、時計を見た。
「志穂、父さん達の車に乗って帰ってくれ。これから翔と拓海のところにいってくる。」
渉が翔を連れてでていった。
「さて、啓悟、衛。母さんと私にいうことがあるよな」
健太が啓悟と衛の方に向いた。
「犬を飼わせて下さい。」
衛が頭を下げた。
啓悟は健太と麻子を見つめた。
「クゥ〜ン」
あゆみと光の間にいた栗太郎が声を出した。
「二人とも、栗ちゃんが答えを気にしてるよ。」
タキがそういうと麻子はため息を一つついた。
「ちゃんと、育てる事ができるのならいいわ。」
麻子の答えに、健太も頷いた。
啓悟と衛が抱き合って喜んだ。
「手続きしなさい。」
あかりが、二人に声をかけた。
みんなでフレンチブルドックを見に行った。
< 20 / 201 >

この作品をシェア

pagetop