家族の時間
栗太郎の散歩にあゆみと志穂が出掛けた。
光は、麻子から頼まれものを買って学校から帰ってきた。
「ただいま〜」
「お帰りなさい。」
タキがゆっくり歩いて部屋から出てきた。
「志穂ちゃんは帰ってきた?」
「何かあったの?」
タキは光に聞いてきた。
「何もないよ。」
光は、冷蔵庫にものをしまい始めた。
「帰ってなかったら、捜しにいかないといけないでしょう。」
光は笑いながらタキに言った。
志穂とあゆみが栗太郎と一緒に帰ってきた。
栗太郎が光めがけて走ってきた。
「栗ちゃん、お帰り。」
「光兄ちゃん、早く帰ってきすぎ!」
あゆみは、光と栗太郎の前にきた。
栗太郎は、あゆみの方に向いて尻尾を振って笑った。
「栗ちゃんの笑顔に怒れなくなるよ〜」
あゆみの言葉に、タキ、志穂、光、そしてあゆみが笑った。
「ワン!」
栗太郎が吠えるとまた、みんなもまた笑い始めた。
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