家族の時間
衛と啓悟が二階から降りてきた。
今日、二人は卒業式。
別々の高校だか、時間が違うので麻子は両方の高校に出席することにしていた。
「おめでとう。」
タキが衛と啓悟に祝いの言葉を言った。
二人は照れていた。
「二人とも同じ道に行くから、切磋琢磨して頑張っていきなさい。」
「おばあちゃんの言葉、ありがたく受けなさい。」
麻子は衛と啓悟に言った。
「ハーイ。」
衛と啓悟は返事をした。
「さぁ、ご飯を食べなさい。あかりは、健とお父さんと一緒に病院に行くのなら早く支度しなさい。」
あかりは洗面所に行くと歯磨きと洗顔をした。
そして、二階にある自分の部屋にいった。
真穂は、麻子と一緒に啓悟の卒業式に出席する。
「さぁ、私も準備をしよう。」
真穂はそう言いながらも、テレビのある和室に行った。
「姉ちゃん、遅刻はしないでくれよ。」
啓悟は真穂に言った。
「わかりました。」
真穂の言葉を信じられない啓悟と麻子であった。
「大丈夫かしら…」
麻子は呟いた。
しかし、麻子と啓悟の不安が的中した。
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