家族の時間
家にいるのは、志穂と小学生の4人とタキ、そしてヘルパーの沙織がいた。
タキの部屋いるのは沙織が電話の音に気づいた。
「志穂ちゃん、電話がなってる!」
沙織の声に志穂は和室から電話のあるリビングに行った。
「もしもし。」
「志穂?おばさんよ。」
「どうしたの?」
「真穂はいつ頃家を出た?」
麻子の問いに志穂は考えた。
そういえば…
「光!」
志穂は叫んだ。
タキの部屋から光が走ってきた。
「光、真穂姉ちゃんの部屋に行って。…真穂姉ちゃんがいないか見てきて。」
志穂の言葉に光が走って二階に上がった。
光が真穂の部屋のドアを開けると真穂が寝ていた。
「志穂姉ちゃん、真穂姉ちゃん、部屋で寝てるよ。」
「光、叩いて起こして!」
志穂の言葉に光は真穂の足を叩いた。
「真穂姉ちゃん、啓悟兄ちゃんの卒業式に行くんでしょ。」
光の言葉に真穂は飛び起きて時計を見た。
「な、なんで起こしてくれなかったの!」
一階に真穂は走って降りた。
「真穂姉ちゃん、光に怒る必要はない!おばさん、真穂姉ちゃん、家にいるよ。」
志穂の言葉に麻子はため息をついた。
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