スキ、スキ、大スキ!


「そんなの分かってるけど~…」


「自分で誘えばいいじゃん」


「誘ってるよ! でも、李玖が忙しいって…」



そう、あたしたちは付き合ってるはずなのに、李玖は付き合う前と変わらない。


唯一変わったのは、一緒に帰るようになっただけ。


それでも十分嬉しいことだけど、でも…!



別に、ラブラブになれるとか思ってたわけじゃないけど、
少しくらい…ほんの少しぐらいは、優しくなるんじゃないかなー
って期待してたのに。

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