あくまで天使です。
「………これは悪い夢!そう!夢っ!」
そうだとしたら何もかもに説明がつく。私は深く息を吸い吐く。
イライラしている男を見上げ、私は笑顔を向けた。
「………まっまぁ助かってよかったわね!それじゃ」
一刻も早くこの母親に知られたくない夢から覚めるために、私は周り右をした。
そして一目散に家は駆けた。
「あっおい!」
後方から動揺した制止が追いかけてきたが、無視を決め込む。
異様に冷や汗をかいていた。