あくまで天使です。
第三章~悪魔、学校へ侵出する~
一日目 進学
「いい!?絶対ついてこないでよ!」
「わかったわかった。とっとと行ってきな」
リボンを直しつつ、何度も念入りに釘をさす。刺されたほうはちっとも痛くはなさそうだが、言っておかなければ気が済まない。
「部活の時は違うんだからね!ついてきても即効追い出されることになるだけ!」
「うっせぇな。分かってるって言ってんだろうが!」
ついにベリアルも怒鳴り、鼻息荒く部屋へ引っ込んでしまった。