あくまで天使です。
きっと母親がいなくなったせいで、その分の愛が私に来てしまったのだ。と思いたい。変態ではないと望みたい。
「なんでそんなこと訊くの?」
「あー………」
べリアルは瞬きを繰り返し腕を組む。
「いや一人暮らしだったらちとやべぇかなって」
「………は?」
その答えに、私は虚を突かれた。
急速に頬に熱が上がっていくのを感じながらも心の底で「そう思うんならすんじゃねえ!」とツッコんでいた。
なぜやべぇのか。なぜいけないのか。
さすがのべリアルもそこら辺は考慮しているようだ。