あくまで天使です。
「チービチービ」
子供みたいな挑発をするべリアルに、冷静を装って彼の瞳を覗き込んだ。
「………いいかしらべリアルくん?人間の女性の身長は低いものなのよ」
「でもさっきのテレビに出てた女は高かったぜ?足もきれいだったし」
そういうとべリアルはチラリと視線を落とし、軽くふきだした。私の足と頭の中で比べたようだ。
「そういう女性は選ばれし者なの!ノーマルは私!イエスノーマル!」
「はぁ?アブノーマルの間違いだろ」
言わせておけばこの餓鬼ぃ!
「………ちょっとあんた」
「おっそろそろ寝る時間だ。んじゃあなチビ」