あくまで天使です。
三日目 居残り
かっこいい、と私は心の中で呟く。
樹君の後姿を見ているだけで心安らぐというか、もう癒しだよ癒し。
この荒んだ生活で唯一の安らぎがまさしく樹君なのだろう。
私のすべては彼のものになるという運命で形成されてきたんだ!
「気持ち悪いナレーションしないでくれる?口縫うわよ?」
ふさぐではなく縫うときたか月緋。
しかしそんな暴言にもめげず、生きていられるのはすべて彼のおかげで。
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三日目 居残り