あくまで天使です。
第四章~悪魔、街中を徘徊する~
一日目 お出かけ
その日から、なんだかおかしくなった。
どこがおかしいんだよっと言われても具体的には説明しにくい。
別に部活の話ではない。むしろうまくいってる。
あのどう考えても仕組まれていた感が強いハプニングが起こって以来、千秋とも普通に喋れるようになった。
ソフトボール部の結束も強まった気がする。
そんなことじゃなくて、べリアルがだ。
毎日家から帰ってくるたびに、玄関で待ち構えているのだ。