あくまで天使です。


いい笑顔でそう言ってくれた。


「まだ一分も考えてないよね!?」


「貴方のために割く時間はないのよ。コンマすらあげたくないわ」


微笑みながらいわれ、私のライフは0になった。


「………ごめんね。変なこと聞いて」


踵を返し、整備に専念しようとしたが後ろから


「きっとブラッハーさんもお疲れなんでしょうね。理由は分からないけど」


足を止め、振り返ると月緋が薄目を開けて口元をやさしく曲げている。


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