あくまで天使です。
「は?買い物付きあえだと?」
「うん。駄目だったらいいけど別にー」
夜、ストレートに言ってみると案の定べリアルに変な顔をされた。
「駄目じゃねえが………なんでまた?」
「えーえーと………明日部活と学校休みだし!欲しいものとかあるし!」
あらかじめ適当に己自身と対話して決めていた答えを返す。
自分でもしどろもどろだな、と思うが緊張して口が回らない。
「………なんか隠してるか?」
敏いべリアルは新聞紙を膝の上に置き、いぶかしげに眼を細める。