あくまで天使です。
「というわけで!行くよべリアル!」
「………なんで俺!?」
べリアルはくつろいでいた姿勢から飛び上がり、驚愕の表情を浮かべた。
「あんたしか友達いないのよ!」
私は双眼鏡を放り投げつつ、とんでも発言をする。
「嘘こけっ!後輩と仲直りしたんだろ!?」
「断られたわ!」
尾行しようぜっ☆と誘ってみたが、「命が惜しいので」と皆離れて行ってしまった。
どれだけ月緋が恐れられているか、これでよくわかった気がする。