あくまで天使です。


「………へ~べリアルさん、ビビってらっしゃる?」


出会った瞬間のイメージが強烈過ぎたので、仕方ないと思うが挑発してみる。


ぴくっと肩が跳ねて、がんを飛ばしてきたが、あえて微笑み返す。


「いや別にいいんだよ?月緋のパワーは尋常じゃないし。でもさ~一般人の女の子の後をつける勇気もないんだ~?」


「あいつのどこが一般人だ!悪魔の手先じゃねえのか!」


そっけなく言い返されると返す言葉もない。


一般人は波動球を打たないしな………。


一般人はあんなに四六時中笑ってないしな………。


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