紅蓮の炎 ~第1章~
その瞬間、誰かに殴られ

後ろに飛ばされる。

殴った男を見ると

蛇男だ。

「君は、ここで消しておかないといけない
人間みたいだ。」
蛇男に、さっきまでの
かすかな笑いは無い。

僕は、自分の手を見る。

炎は、無くなっている。

僕はまたさっきの様に、手に集中した。

すると、かすかに炎が出た。

「こ、これは炎だぞ。
ち、近づくな。」

すると僕は、
蹴り飛ばされた。

「僕は、将軍の中の一人
蛇将軍だよ。
そんな炎、怖くないよ。
怖いのは、君のその力かな。
魔力を持っている者は、殺しておかないと。」
この、蛇将軍という男の眼を見ると

僕を生かす気が無いと分かるほど

目の中には殺気が満ちていた。

殺される。

そう、実感した。



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