紅蓮の炎 ~第1章~
「・・・」

僕は、何がどうなっているのか全然

分からなかった。

「いい世界だね。」
その蛇男は言う。

震える足は、無理やり立たせた。

背は、僕と同じぐらいだ。

蛇男を見るうちに

僕は、そこから一瞬でも早く離れないと

ダメな気がした。

蛇男は、手を挙げると指を鳴らした。

その瞬間、体中から蛇が溢れだしてくる。

そして、僕に狙いを定めるとゆっくりと近づいてくる。

僕は、震える足を引きずりながらも

逃げた。


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