紅蓮の炎 ~第1章~
「離れろー。くそ、近寄るなーー」
体を蛇が舞い上がってくる。

僕は、意識がなくなる寸前で

手のひらに暖かいものを感じた。

蛇に包まれて、あまり見えないが

これは、

炎だ!!

そして僕は、無意識のうちに

手に神経を集中させ始めた。

手の中の炎は、どんどん大きくなっていく。

しだいに蛇は、炎を恐れ離れていく。

蛇がすべて離れた時には、

手の上の炎は、自分と同じぐらいの大きさになっていた。

「なんだよ、これ・・・」



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