あなたと同じ空の下…。
気持ちを落ち着かせ、エンジンをかける。



待ち合わせ場所まで、車で15分。ドキドキが止まらない。



変なやつだったらどうしよう…



逃げるか!



アルバム見て電話かけてくるくらいだから、きっとモテないくんだよ。



オタクっぽいやつかも?





いろんな想像が頭をよぎる。




この時、豊の事なんて忘れてた…




昨日まで、当たり前に私にとって豊が1番だったのに…




今は翔の事しか考えてない…




この日、あなたに会わなければ…お互い、辛い苦しみを知る事はなかったのかな…




会ってしまったから、今でも永遠の想いが胸の中にあるのかも…




ここを曲がれば、電話ボックス…



『いた!!』

< 10 / 60 >

この作品をシェア

pagetop