あなたと同じ空の下…。
痩せ型の後姿…


こっちを振り向く…



笑顔で跳んでくる…すごくキレイ系の男の子。



うわぁ…カッコイイじゃん。



助手席のドアが開く…



少し照れた笑顔が、そこにある。



『どーも、翔です。乗ってもいい?』



『どーぞ。なんか恥ずかしいね…』



横を見ると、ニコニコと笑ってる翔がいた。



ふわっと、いい香がした。



翔の香水の香り…



そういえば、豊って香水つけないよな…



ちょっと待って?豊以外の男の人と2人きりなんて、どんだけぶり?って感じ…マジ緊張〜。



私は、気持ちを落ち着かせ聞く。




『移動する?ここにいる?』



『誰かに見られたらやばいだろ?豊先輩とかに。俺ん家すぐ近くだから来いよ。言っとくけど、何にもしねぇよ!』




『当たり前!じゃ…行くか!』




私は、翔のナビで翔の家に向かい、5分もたたずに到着。



豊以外の男の人の家に上がるのも初だぁ…



『どーぞ。』



『うん…おじゃましま〜す』



二階の翔の部屋に入る。



翔と同じ香水の香りが広がってた。



綺麗に片付けてある部屋。



『なんか飲む?待ってて。』



『うん。』



少し気持ちが落ち着き、ドキドキもおさまった。


この香りのおかげかな。なんだか落ち着く。


トン、トン、トン


『お待たせ。オレンジジュースしかなかった』



『ありがと』


翔を見ると、照れた笑顔で私を見てる…



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