あなたと同じ空の下…。
『何?見ないでよ…写真と違った?』



『超…かわいい。写真よりかわいい…』



『冗談やめてよ〜!恥ずかしい!』



またドキドキしだしたよ…




『そのオレンジジュース、惚れ薬入ってるよ。お前は、俺を好きになる…』


『バカ!なりません!私彼氏いるって言ったでしょ!それに、今日会ったらあきらめるって言ったし!』




翔は、笑いだした。



『だって、そう言わないと会ってくれなかっただろ?』


『…まぁ。そうかな。』


『今日は、とりあえず、音楽でも聴くか!』



私たちは、音楽を聴きながら、お互いの事や世間話で盛り上がった。



今日初めて知った事…



親友のあきの彼氏とは友達で、翔の後輩だった事。



香水はCK1。



とにかくびっくりした事は、去年の夏に私達は会っていた事…



『たぶん俺、お前に会った事ある。去年の夏頃、豊先輩とコンビニにいなかった?豊先輩が彼女連れて自慢してたのを覚えてる。男5人くらいでたまってたの覚えてない?』



『あっ!覚えてる!バイク2人乗りとかして騒いでたよね?』



『そうそう!あの5人の中にいたんだ』



『そうなんだ…あの時、ちらっとしか見てなかったからさ…いたんだね…』



『豊先輩の彼女だって最初からわかってたら、電話してないんだろうな…』



『昨日、豊の彼女ってわかったじゃん。なのに、なんで会ったの?』



『電話かけた後で知っても遅いんだよ!ばーか!』



『お前さ…バカっぽくてかわいいな!年上には見えない!』




翔は私に微笑み、頭をくしゃっとした…



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