あなたと同じ空の下…。
二人でテレビを見ながら、お母さんが寝るのを待った。
『ママさん…寝たみたいだぞ』
顔を見合わせ、笑った。
『行くか!』
そっーと静かに階段を下り、お風呂に向かった。
声をひそめながら、服の脱ぎっこをし、湯舟につかる。
豊は私の後から抱きしめる…
『幸せ…ごめんな。最近、嫉妬ばっかりしてて。心配だったから…ティナが離れて行きそうで…』
チクン…胸の奥に小さな痛みが走る。
『…大丈夫。こうして一緒にいるじゃん。』
お風呂から上がり、豊が髪を乾かしてくれる。 美容師の卵だからおてのもの。
優しくかみを撫でてくれる。
翔がくしゃくしゃにした髪を…
(豊ごめんね…)
『疲れたぁ〜!』
豊はベッドに跳び込む。
『ティナ…おいで』
私は引き込まれるように、豊のもとへ行く。