あなたと同じ空の下…。

キス

翔と出会ってから3週間が過ぎていた・・・



相変わらず、私は豊と続きながら翔と会っていた・・



今日は6月15日。



そう・・翔の誕生日。



だけど、私は今、豊といる。



「いらっしゃーい!ティナちゃん」



優しい笑顔で、豊のお母さんが紅茶を部屋まで運んでくれた。



「こんにちは~おじゃましています」



いつものように挨拶をする。



「紅茶のんでね!ケーキ好きでしょ?食べてね!」


豊のお母さんは、私の好物も嫌いな物もよく知ってる。



「わ~!おいしそう。いただきます!」



豊とケーキを食べながら、最新作のビデオを見ている。




「ティナ、夜ヒデたちとカラオケ行ってきていい?
さっき、電話あってさ!」



「うん。いいよ。明日は仕事が早出だから家でゆっくりしてるよ。」



私は、また嘘をついた。



今日は、翔と約束の日。



豊のお母さんが夕飯を作ってくれていた。



豊の家族と食事をする。



「ティナちゃん、今日は少食ね。」



このあと、翔と会う。



今日は、豊の家族との食事は辛かった。



「さっきのケーキがきいてるかも。」


そういい、また嘘をついた・・・



< 24 / 60 >

この作品をシェア

pagetop