あなたと同じ空の下…。
車の中で、私たちは時間を忘れ、はしゃいでいた。


私たちはシートを倒し、夜空を見ていた。



「俺達みたいな関係って、この世にたくさんいるんだろうな・・」



「そうなのかな・・」



「そう思えば、すこしは楽じゃない?」



きっと、翔は私がすごく悩んでいる事をわかってる。


「わかんない・・どうしたらいいか・・・」



「ごめんな・・ティナ・・。」



翔は私を強く抱きしめた。



「俺は、お前と離れようが同じ空の下にいるから」



「うん」



涙があふれて止まらなかった・・



「もう、泣くな。俺の誕生日だろ!」


「そうだね。ごめん」


私は、涙をふく。



「ティナ・・顔あげて・・」



顔をあげると、翔が見つめていた。



「キスしていい?」



「だめ・・」




私はうつむいた。


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