あなたと同じ空の下…。
部屋へ入り鏡を見る・・・



涙でぐちゃぐちゃになった顔、涙でゆがんで見える。



そこには、ずるくて最低な私がいた。




「ブーン ブーン」



携帯が鳴る。



「・・・はい」



「ティナ?」



「・・・ぐしゅん・・」



「大丈夫か?どうした?何があった?」




翔が心配そうな声で言う。



「ゆた・・豊にばれちゃった・・・私たちのこと・・」



「そっか・・」




「翔と出会ったこと、翔のことが好きなこと、言っちゃた・・・」



「うん・・俺はずっと覚悟してたから・・」



「俺は、豊先輩にボコボコにされても、かまわない!
俺は、ティナを守るから泣くな・・」



「うん・・ごめんね・・」



「もう眠ったほうがいい。明日仕事だろ?」



「うん」


「ゆっくり眠れよ。明日電話する。おやすみ」



私は、そのまま眠ってしまった。



夢を見た・・



翔が離れていく夢を・・・


とても苦しかった・・・








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