神人〜世界を繋ぐ扉〜
そして、光りに包まれていたジュリア達が、スーっと消えていく。
「消えちゃった…」
「あいつ等はもう神獣じゃない。今までの記憶は無くなり、これからは全くの別人として生きていく。例え、会う事があっても、私達の事は覚えてないよ」
「……」
私達がジュリア達と過ごした時間はここで終わる。すれ違う事があっても、向こうはこちらに気付かない。それはとても寂しいだろうが、生きているというだけでいい。二度と会えない訳じゃないから。
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