神人〜世界を繋ぐ扉〜
誰もいない教会の食堂で、ナスカは大量に用意した食事を前に、バース達の帰りをずっと待っていた。
「ナスカさん!」
一人の受付の女性が食堂に飛び込んで来た。
「たった今、ヘウ"ンさんから連絡がありました!」
それを聞きナスカは立ち上がった。
「それでヘウ"ンは!?」
「はい。ヘウ"ンさんは無事で、ゼウスを倒し扉も閉めたようです。ですが…」
「何…?」
「バースさんは…」
そこで黙り込んだ。
「バース…」
まさかバースが…。
< 156 / 168 >

この作品をシェア

pagetop