君は俺のモノ。




「だーかーら、何で浩樹がここにいるのッ!?」


「心配なんだよ!!可愛い陽菜に変な害虫がつかないか心配で、心配で・・・」



あのー、そろそろ離して頂きたいです。


さっきから双子のお兄ちゃん、浩樹は私のあばらが折れそうな位の力で抱きしめてくる。



「陽菜ぁ〜」

「ちょ、本当に」


煩わしいッ!!!



誰も助けてくれる様子もなく、じたばたともがいている私は端から見れば死にそうな魚?



そんな時、1番会いたかった愛しい声がした。




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