最強で最高な恋の物語。略して「最恋」〜サイコイ〜
#4
「協力」
「あ、美架おはよ♪」
「あ、流衣ちゃんおはよー!」
教室に入って
真っ先に声をかけてくれたのは
あたしの隣の席の友達、
笹瀬流衣(ササセ ルイ)だ。
2年生から同じクラスになって、
卒業まで一緒だ。
「で、どうしたのその笑みは。
なんかいい事あった?」
「あ、分かっちゃった?♪(笑)実はね〜・・」
「っどーせ、海瀬君と何かあったんでしょっ!
このこの〜っ♪!!」
そう言ってあたしに突進してきたのは
流衣ちゃんと同じで、
2年生から同じクラスになったあたしの友達
浪本悠菜(ナミモト ユウナ)
「ちょ、痛いよ悠菜!!」
「ごめんごめん(笑)
でも、どーせ図星っしょ??」
「うん・・・・(笑)」
「ほーらやっぱり!!
美架はいつだって
海瀬君の事ばっかだもんねぇ?♪」
「だねぇ?いつもニヤニヤしてるもんねぇ♪」
悠菜がそういうと、
流衣ちゃんまで便乗してきた。
なんて悪ノリだ(笑)
「うっさいっ!!ほら、先生来るよ!!」
あたしは顔をちょっぴり赤らめながらも
二人をしっしと追い払った。
「はいはい♪じゃ、またHRの後で♪」
「はいはい!!(笑)」
二人とも、
あたしの恋を応援してくれている。
そして、こんなふうに
朝だったり移動教室中だったり
授業中だったりと、
恋愛だけじゃなく、
色んな話を聞いてくれる
大切な大切な友達だ。