最強で最高な恋の物語。略して「最恋」〜サイコイ〜
#2
「帰り道」
☆★☆★☆★☆★☆
「ねぇねぇ、海瀬君って兄弟とか居るの??」
そんな他愛もない質問をしながら
あたしと海瀬君は通学路を並んで歩いていた。
「あ。いますよ、弟と弟と弟と弟と弟と弟・・・ですかね」
一つ一つ指を折りながら数える海瀬君。
「えっそんなにいるの!?すごいねー!」
あたしは思わず、
押していた自転車を止めた。
「・・嘘です(笑)」
「えっ・・嘘なんかい!(笑)」
ちょっぴりこける振りをしながらも
リアクションをするあたし
そんなあたしを見て
少し意地悪そうに、
からかうように笑みを浮かべる海瀬君。
そんな笑顔が好きで。
大好きで。
もう1年も前からの片思い。
ずっと言えなくて
言う勇気なんてなくて
ずっと表に出さなかった
彼に想いを気づかれたら
もう終わりだと思ってるから
だから言えない…
苦しいほどに愛おしくて
泣きそうなくらいに切なくて
だけどどんなに苦しくても
切なくても悲しくても
ただ、一番に君が好き。
君が好きなんだ
「ねぇねぇ、海瀬君って兄弟とか居るの??」
そんな他愛もない質問をしながら
あたしと海瀬君は通学路を並んで歩いていた。
「あ。いますよ、弟と弟と弟と弟と弟と弟・・・ですかね」
一つ一つ指を折りながら数える海瀬君。
「えっそんなにいるの!?すごいねー!」
あたしは思わず、
押していた自転車を止めた。
「・・嘘です(笑)」
「えっ・・嘘なんかい!(笑)」
ちょっぴりこける振りをしながらも
リアクションをするあたし
そんなあたしを見て
少し意地悪そうに、
からかうように笑みを浮かべる海瀬君。
そんな笑顔が好きで。
大好きで。
もう1年も前からの片思い。
ずっと言えなくて
言う勇気なんてなくて
ずっと表に出さなかった
彼に想いを気づかれたら
もう終わりだと思ってるから
だから言えない…
苦しいほどに愛おしくて
泣きそうなくらいに切なくて
だけどどんなに苦しくても
切なくても悲しくても
ただ、一番に君が好き。
君が好きなんだ