アリスと子ヤギ達〜食べ過ぎは…〜[企画・もしアリス]
ちょっと…、私、そんなに丸くないわよ〜。
お母さんヤギは、泣きながら私を追いかけて来るけど、誤解で命の危機の私の方が余程泣きたい気分よ。

「ホントに、食べていないから〜!!あんな、可愛い子を食べたりなんか…できない…。私にミルクや…サラダを運んで来て…おいしいって言うと…ホントに喜んで…。」

私は、気分じゃなくて、実際に泣きながら訴えていた。

お母さんヤギを改めて見てみるが、鬼の形相は変わらない。
それどころか、いつのまにか、包丁を手にしていた。
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