先生・・・大好き。
夏休み
あれから四ヶ月。

小出先生、村田先生とは口を利いてない。

その二人の先生から開放された日が、やってきた。

そう、今日から夏休み!

早速今日は、美優と喫茶店で待ち合わせ。


家から徒歩五分で、歩いていった。

喫茶店に入ると、美優はまだ来ていなかった。

ちなみに、まだあの日の事は話してない。

あたし自身なにが起こったか分からないからだ。

先生のことをいくら考えても、答えは出なかった・・・

~♪~♪

ケータイが鳴った。

ケータイには”美優自宅”の文字

普段ならケータイからかけて来るのに・・・

そう思いながら、通話ボタンを押した。

「もしもし、葵ちゃんかしら?」

「美優のお母さん!?」

「そう、それより美優がどこに行ったか知らない?」

「えっ?どういうことですか?」

「実は、昨日から美優が家に帰ってこないのよ」

”ピンポーン”

「あら、葵ちゃんごめんね。またかけなおすから」

ピッ

美優ってば、何してるんだろ?

まぁ、待ってみよう

~♪~♪

また、美優のお母さんから電話がかかってきた。

「はい」

「葵ちゃん。落ち着いて聞いて、美優は今交通事故にあって病院にいるらしいの。四葉病院らしいのだけど・・・葵ちゃんも行ってあげてくれない?」

「分かりました」

美優が、交通事故にあったなんてどういうこと?

今は、四葉病院に急がなくっちゃ。

あたしは、コーヒーを一気に飲み干し、喫茶店を出た。

無我夢中で走った。

こんなに走ったのは、すごく久しぶりだと思う。

疲れても、あたしは走り続けた。

美優の姿が見たくて・・・

やっと、病院に着いた。
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