青い月の夜に


「真子は可愛い」




その言葉に、心臓が跳ね顔が熱くなる。




電話でよかった……。




ハルキに見られたら恥ずかしいもん……。




「そ、それよりね、ハルキに会わせたい人がいるの」




話題を変えようと、早口で告げる。




「……俺に似た男に?」




私が言う前にハルキが低いトーンの声で言い当てる。




「え……?何でわかったの?」



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