青い月の夜に


「俺達は2人でいればいいだろ。他の奴に会う必要なんてねえって。な?」




ハルキは強引だ。




「うん……」




ハルキに「な?」って言われたら頷くしかできないんだ。




気付いたらハルキのペースに巻き込まれてる。




でも、嫌じゃない。




むしろ、心地よい。




ハルキは私を夢中にさせる天才。




“2人でいればいい”




そう言われたら、ハルキに独占されてるみたいで、ハルキを独占してるみたいで嬉しい。




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