青い月の夜に


「ごめん」




「ごめんじゃわからないよ……」




「ごめん」




「聞きたいのはそんな事じゃない……」




ハルキはただ“ごめん”と繰り返した。




俯いて、苦しそうに。




「言えないことなの?ハルキと類さんの関係」




「類は……」




何度目かの問いかけでハルキがやっと私の疑問に答える。



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