青い月の夜に


「なんだとは何よ。休みだから心配したのに」




あからさまにがっかりした声を出した私に、奈菜は不服そうな声をあげた。





そっか……。




今日は頭が痛いって言って休んだんだった。





「ごめん、奈菜……」




「いいよ、怒ってないしね。元気そうで安心した」





こんな風に心配してくれる友達がいる。




それは今の私の心にとても沁みた。



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