青い月の夜に


仕方が無いので、のそのそとベッドから起き上がった。




そして、グッと伸びをして大きく深呼吸する。





きっと今日、ハルキは消えてしまう。





ゆっくりと息を吐き出しながら思う。




昨日のハルキの声。




少し震えていた。




きっと覚悟を持って私に電話してきたんだ。




ハルキは今日……。




私はちゃんと笑顔でバイバイって言えるかな。



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