青い月の夜に
バイクと海岸
完全に陽が沈むのを待って、少し早いけれどバーに行くことにした。
今頃、類さんが眠りについてハルキに人格が変わっているだろう。
私はゆっくりと歩を進め、バーまでの道を歩いた。
街では看板のネオンがキラキラと輝いている。
小さな街だけど、ハルキはこの街で過ごして幸せだったかな?
私と出会って幸せだった?
私、離れていてもハルキのことばっかり考えてる。
自分で笑ってしまう。
それくらい、私の中はハルキでいっぱいなんだ。