青い月の夜に


切なくて苦しいけれど、ハルキといる瞬間。




私は何よりも幸せだと思った。




ハルキの背中にコツンと頭をぶつける。




そのままバイクは街を抜けて海岸まで走った。





私達はその間、会話をしなかったけれど、きっと想いは同じだった。




今、この人と一緒にいられることが幸せだと。




確かにそう感じた。





そしてバイクは海岸に滑り込んだ。



< 182 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop