青い月の夜に


いきなりの出来事に目をぱちくりさせている私を見てハルキが笑う。




怒ってなかった……。




ホッとした。




「もう!」




しょうがないなぁ……。




ハルキの胸をポンと軽く叩くと、フフッとハルキの声が漏れる。




私もつられて笑うと、ギュッと強く抱きしめられた。




「ごめんな……」




私の肩に頭を乗せたハルキが小さくそう呟く。



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