青い月の夜に


「だけど……」




奈菜が躊躇いがちに続ける。




「何……?」




少し不安になりながら奈菜を見つめた。




「夜しか会えないって変じゃない?」




奈菜は遠慮がちに、だけど的確なことを言った。




私も頷く。




それは気になっていた。




何でなんだろうって。



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