青い月の夜に


「もしかして……」




何か閃いた様に言った奈菜。




しかし、すぐに口をつぐんでしまう。




「何?教えて!何を聞いても平気だから」




食らいつく私に、奈菜は口を開いた。




「もしかしてなんだけど……他に誰かいるんじゃない?」




その言葉を聞いて息が止まりそうになった。




“浮気”




その言葉が頭をよぎる。



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