青い月の夜に
サッと着替えを済ませると、気分転換に外を歩くことにした。
玄関を開けると、涼しげな風が肌を撫でる。
私は太陽に向かって伸びをすると、歩き出した。
朝の匂いが好き。
爽やかな風や柔らかな朝日も。
朝日を浴びながら、ゆっくりと散歩コースを歩く。
街路樹が所々色づいて、季節の移り変わりを感じる。
しばらく川の流れに沿って歩いていると、前に類さんと出会った場所まで来ていた。
私はそっと芝生に腰を降ろし、ごろんと仰向けに寝転んだ。