青い月の夜に


澄んだ青空がどこまでも広がっている。




日差しが燦々と降り注ぎ、眩しくて目を細める。




すると、私の頭の上に影が落ちる。




細めた目を大きく開くと、そこには類さんがいた。




「おはよう」




ふわふわした笑顔の類さんが。




「お、おはようございます!」




私は慌てて上半身を起き上がらせて挨拶をした。




そんな私を見て、類さんはまた一層ふわふわした笑みを浮かべる。



< 91 / 206 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop